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職場で威張るおじさんの末路 正解のない時代に取り残される悲しい人たち

職場で威張るおじさんの末路 正解のない時代に取り残される悲しい人たち

 

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職場に必ずいる威張り散らしているおじさん。

 

周りは完全にシラけていますが、自分こそがこの組織を作り上げたと信じてやまない幸せなおじさん。

 

家族を顧みずに仕事に捧げた人生に誇りを持ち、何も手にできていない勘違いおじさん。

 

そんなおじさんたちがどうしてそこまで威張りちらせるのかナゾだったのですが、先日ふとしたことで少し分かったことがあります。

 

マウンティングおじさんは正解がないと戸惑い始める

 

先日オフィスカジュアルといって、スーツではなく私服で通勤してよいことになりました。

 

ただし、ほんの少しのドレスコードがあって、卑猥なプリントやボロボロのダメージジーンズはダメなどの最低限のことが書かれています。

 

ジャージはダメ、短パンもダメ。

 

そしてそこにある一行がありました。

 

「アンクルパンツはオッケー!」

 

アンクルパンツ ??

 

おじさんの辞書にない単語の登場です。

 

ふだんおじさんたちが小汚い服装で土日を過ごしていることは間違いありませんが、アンクルパンツはなんなのかさえ分かりません。

 

おじさんは必死で調べます。

 

伊藤忠などが取り組むビジカジなどで話題だそうです。

 

スーツでもくるぶしを出して軽さを出すクールビズがトレンドのようです。

 

おじさんは困りました。

なんせアンクルパンツなるものに始めて出会ったからです。

 

おじさんは基本的になんでも知っているというのがマウンティングできる根拠なのです。

 

これまでの組織の経験則で、昔はこうだった、あのときはこうやった、あの人を知っている。

 

すべて自分の手柄で取り込んで、誰にも渡せない既得権があるのです。

 

「だからおまえはダメなんだ!」

「そんなのは認めない!」

「お前らは分かってない!」

 

とにかく上から圧力をかけて

マウンティングすることに人生をかけています。

 

それがオフィスカジュアルです。

アンクルパンツです。

 

おじさんはその正解を知りません。

 

でも戸惑う姿を見せるわけにはいきません。

マウンティングおじさんは

プライドの化け物だからです。

 

マウンティングおじさん風紀委員会になる!

 

オフィスカジュアルが分からないおじさんはそれはそれはおぞましい小汚い服装で出社してしまいます。

 

それでもドレスコードに

「小汚い服装禁止!」とか

「ダサい服装禁止!」とは書いていないので

仕方なく受け入れることになります。

 

こちらが仕方なく受け入れていたら

マウンティングおじさんは

命がけでマウンティングしてきます。

 

「それはアンクル丈より短いんちゃうか?」

 

クッソ汚い格好のおじさんは昭和初期の中学のスカート丈をはかるあのクソジジイ先生様になったのです。

 

すごいポジションを見つけるものです。

マウンティングおじさんってここまで根性まかってるのだなぁーと関心さえします。

 

もはやボケで笑わせようとしているのかな? とさえ思いましたが、ほぼほぼ反射でやっているので、もはやデフォルトでプログラムされているんだなぁとなんとなくマウンティングおじさんの仕組みは理解できました。

 

それにしてもどうしてそんな思考になるのかなと不思議だったのですが、ひとつ分かったことがあります。

 

おじさんは正解のない問題を解けないのです。

 

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おじさんが威張るのは正解を知っていると思い込んでいるから

 

今の50代くらいのおじさんたちというのは、その上の今の70才くらいの人に、めちゃめちゃ威張り散らされた世代ですよね。

 

20代と40代くらいの関係性の頃、バブルとかでとにかく働けば儲かったので、死ぬほど働くのが正解でしたよね。一択問題でした。

 

当時の20代は軍隊のごとく猛烈な理不尽にも奥歯折れてもついていくのが一択の正解だった訳です。

 

その一択で50代で課長なり部長なりのポジションまで自動的にやってきたのですから、残る資産はほぼすべて過去の我慢代です。

 

そうなると昔のように過去の経験が現代に換金できなくなっている世の中では、今使える力がないと生きられません。

 

学びに学んでトップレベルのマネジメントで人望も厚いステキな50代もたくさんいますが、大多数がマウンティングおじさんになるしかありません。我慢以外の努力してきてないので。

 

現代は我慢はサボりで、変化への挑戦が努力の本質です。

 

オフィスカジュアルとなったら、イケてる50代は20代に教えてもらおうとします。マウンティングおじさんと違ってプライドの化け物ではないからです。

 

マウンティングおじさんは自分が正解を持っているという過信で生きているので、裸の王様そのものです。小汚いカジュアルで出勤するなんて裸で来るくらい失礼なことです。

 

正解のないことは、とにかく目くじら立てて、優位に立とうとするので、アンクルパンツの丈を指摘するという愚行にでるのです。

 

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職場で威張るおじさんの末路

 

職場で威張っているおじさんは正解が我慢の一択なのでまもなく生き絶えることになります。

 

先日入社してきた新入社員は投資や仮想通貨にとても詳しくて、少ない初任給を数ヶ月で順調に増やしていました。

 

マウンティングおじさんは「そんなもんビギナーズラックや、すぐに溶けるわ」と捨て台詞を吐いていましたが、新入社員の子はとても丁寧にひとつひとつ勉強して、知識を積み上げで運用していました。

 

マウンティングおじさんは勘で株に失敗したことはあっても、ブロックチェーンの説明はできません。

 

為替差は知っていてもFX口座さえ持っていません。

 

行動するおじさんは強いです。

 

30年の経験則は一本足だと折れやすいですが、それと個人で稼ぐ力、若い人から学ぶ力、プライドを捨てられる力があれば最強のビジネスマンになれます。

 

正解のない時代こそ、怖がるのではなく、落ち着いて何にでも興味をもち、まずリスクの少ない範囲で自分で手を動かしてみる。

 

このフットワークの軽さが勝敗を分けます。

 

アンクルパンツの丈を指摘する暇があったら、50代でもお洒落なアンクルパンツをデパートの店員に聞いてみればいいのです。

 

投資が分からなければまず口座だけでも開設すればいいのです。

 

自分を変えたいおじさんはとにかくプライドを捨てて、経験にしがみつかず、チャレンジし続けることです。

 

 

 

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