転職で嫁ブロックを回避する方法
転職で嫁ブロックを回避する方法
年末にボーナスも出て、年末調整分も返ってきて、お金面では一息ついたところですよね。
あとは年度末に向けて昇進試験受けてるとか、希望の異動が近いとか楽しみなこともあるでしょう。
一方でこのままでいいのかなという人の中には転職を考える方も多いかと思います。
これまで20代と30代で転職を経験して、一番大変だった嫁ブロックについての話をしてみたいと思います。
26才の最初の転職は嫁ブロック後の会社へ
嫁ブロックとは転職活動をして、いいとこまでいったけど、最終的に奥さんの反対で辞退したということです。
最初からしっかり話しておけば良いということなんですが、家庭にはそれぞれ事情があり、男にもプライドがあり、そうも簡単に行かないわけです。
私の場合は25才で結婚したとき、某日本のトップレベルの製造業の子会社的な企業で働いており、勤務地も都会で奥さんや家族にとってはいうことありませんでした。
でも、私が若さを拗らせて「俺はもっとできるー」と思い込んでいたので、結婚半年で転職活動を始めました。入社3年目です。
最初は興味本位もあるので、こそこそ履歴書送ってみたりするんですね。もし引っかかればラッキーくらいのノリです。
ですからこの段階で奥さんに相談することなんてしないですよ。自分でさえも半分は冗談のつもりなので。
というか、本気ですけど、履歴書でアウトだったらかっこ悪いじゃないですか。だから嫁さんに言わないんです。
それが意外と入社3年目とかだと、そこそこ書類は通るんですね。1社目の企業の七光りもあって。
それでちょこちょこ面接なんかいくようになって、さすがに奥さんにも相談しました。
反応としては絶対反対とは言わないけど、どんなとこ受けて、どうしたいのかは教えてほしいって感じでした。
結果としては最初に受かったとこに自分は飛びつきたかったのですが、嫁ブロック炸裂で辞退しました。
そのときはなんでやねん! とかなり憤慨しまひたが、振り返れば給料も下がるし、引っ越しもいるし、当時の会社にとどまる方が正解だったと思うので、客観視出来ていた嫁さんの方が正解でした。
ですから嫁ブロックは決して悪いことではありません。ちょっとイメージ悪いネーミングだと思います。
その後、翌月に最後のチャレンジとして受けた会社に嫁さんの合意のもとで転職しました。
36才で2回目の転職は嫁ブロックを味方にした
それから10年、またまた転職したくなる訳ですが、このときは勤め先の経営危機だったので、子供もふたりいますし、死活問題です。
嫁さんとも一致団結して、チームで転職活動をやりました。
前回の嫁ブロックが正しかった経験があるので、転職先選びから嫁さんの力を借りました。
転職サイトで求人を選ぶところから協力してもらうと、ネットショッピングのノリで次々と候補をあげてくれます。
この時点で嫁ブロックにあう会社はフィルタリングがかかるので、ありがたいです。
「え? 聞いたことない会社でもいいの?」
「かなり地方に引っ越すかもよ?」
「給料確実に下がるけど」
とかこちらから質問したくなる求人を候補にあげてきて驚きました。
「会社の知名度なんて気にしてどーすんの?」
「地方で生活費安くなるならいいやん」
「給料下がったら私が働くやんか」
こんな会話をしたことはありませんでしたので、転職活動でお互いの本音を知ることができたと思います。
結局は引っ越しなし、給料上がる、大手企業というそれなりに落ち着いた転職になった訳ですが、嫁さんと一緒に勝ち取った内定というのは大きかったです。
37才でもう一度転職活動して、現職ステイとした現在
このまま働いてても病気なるわと思って2回も転職した訳ですが、結局3社目に入ってすぐに病気になってしまうという悲惨な人生なのですが、もちろん病気のときは転職活動しました。
そこそこ悪くない条件の転職先もありましたが、最終的には所属先での配置転換の配慮があり、病気の事情を知っている会社での復帰が安全かなという理由で現職ステイとしてもうすぐ1年です。
まとめ
転職はしても、しなくても嫁さんには迷惑かけてしまいます。
結婚して家族と暮らすとなると多かれ少なかれ男は奥さんに助けてもらって生きています。
最初の仕事をそのまま続けてたほうが良かったのかなとか、なんで今の会社に来てしまったのかなとか、たらればはキリがないです。
でも確かなことはこの奥さんでないと築けない家庭を持てているということです。
この子供たちと暮らしていることに生きている価値を感じているので、それが答えかなと思います。
嫁ブロックを回避するには嫁ブロックが正しいと認めること、転職先を探す段階で嫁ブロックをかけてもらうことです。
ステキな家庭をベースにして、好きな仕事をしてください!