こどもと過ごすために朝早く出社する習慣をやめました。
こどもと過ごすために朝早く出社する習慣をやめました。
新入社員のころからすでに3社目ですが、これまでずっと朝早く出社していました。
朝の脳が快活なときに早く仕事を片付けてしまえば効率がいい、電車も空いているしオフィスも静かでゆっくり1日の準備ができる、
そして何より熱血世代の上司からは褒められるし、ヤル気ある自分の自己満足感も満たされました。
でも今はすっかりそんな生活はやめて、堂々と始業時刻ちょうどに出社するようになりました。しかも出社後に余裕を持って仕事の準備をするルーチンは変えていません。
結局朝早く行っても上司の評価も変わらないし、効率がいいと思い込んでいたものの、ちゃんと集中すれば十分に時間内で仕事は終わらせられるのです。朝に早残業してお昼にゆっくりしていただけなのです。
なぜそんな当たり前のことに気づくのに時間がかかってしまったのだろうと愕然としますが、こどもが小さい今のうちに分かって良かったです。
転職前は6:40にはウチを出ていましたから冬はまだ暗いです。今は7:35なので、丸1時間も朝の時間が増えたことになります。
これは子供たちが起きる頃に、なんなら起きる前に逃げるように出て行っていた時代から、始業時間の遅い会社に転職して、子どもたちと一緒に朝食を食べるようになって起きた変化です。
転職した当初の段階で7:00に出るようになり20分も朝に余裕が出来ました。これでこどもたちと朝ごはんを食べる時間がオーバーラップするようになり、なんて自分はいいオトンなんだと勘違いに酔いしれていました。
すると朝食後に朝プリントをやっている娘が、丸つけをその場でやってほしいと言ってくることが増えていきました。ただ自分が出る7:00ごろにプリントが完成することが多くて、こちらも丸つけが出来たり出来なかったりということがあり、期待に応えられずがっかりさせる日が増えました。
そこでこどもには、朝ごはんよりも先にプリントをやってもらって丸つけをしてから出社するようにしました。すると今度はお姉ちゃんがまだ食べていないという理由で、弟の着替えと朝食のスタートが遅れ始めました。この辺から奥さんの機嫌は加速度的に悪くなっていきます。こんなことなら子供が起きる前に出て行ってくれと言わんばかりです。
そこで更なる改善として、自分と子供で朝ごはんを一緒に食べて、その後に朝プリントもやって丸つけもできる時間まで出社時刻を伸ばしました。このときはまだ自分はイクメンとして頑張ってるんだぜいという恥ずかしい感覚でやっていました。ギリギリは7:10です。こどもにもここまでにいろいろが終わるように協力を取り付けました。
その後、現在の7:35という娘の登校時刻と同じまでになるのはあっという間でした。理由は簡単で、朝こどもと過ごす時間が自分にとって楽しくて、充実していて、早く出社するよりも圧倒的に価値ある時間と体感したからです。
自分にとって楽しい、嬉しい、気持ちいいということに素直に流されてみて、こどもと長い時間を共有することのほうが、仕事を早く質高く終わらせる効果があったのです。
今では毎朝新聞を音読し、将棋をやり、ハミガキの仕上げ磨きをしています。加えて洗濯機を回し、前日の食洗機の皿を直し、多少の朝食の準備もやれるようになり、奥さんの機嫌もちょっとだけ良くなっています。不思議なことにこちらが思うほどは良くならないモンなんですよね 笑)
もともとゴミ出しや一部の朝食準備はやっていましたから、時間当たりのアウトプットとしてはかなり生産性ある活動ができていると思います。段取り力はまだまだ強化出来ると思っていて、その工夫の成果は仕事の段取り力にもつながると確信しています。
リリーフランキーの「こどもは時間だよ」のセリフが蘇ります。
仕事ももちろん大事ですが、人生100年時代において、父親ががっつり子育てできるのは長くても20年。これは忘れないでおきたいです。
今日もなに振り構わず必死で頑張ります!
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