裁量労働制で9年働いていたけど、選んだのは自分です。
裁量労働制で9年働いていたけど、選んだのは自分です。
なにかと話題の働き方改革ですが、これから自分のこどもたちが働き始めるころまでに、どんな変化が起きるのか気になりますし、楽しみでもあります。
私は2008年から2017年まで裁量労働制の企業で働いていました。そのときの気持ちを記録しておこうと思います。
まず前提として、私は2004年から2008年までは36協定に準じてフルパワーで残業代が出る企業で働いていました。新卒ですから基本給は安く、60時間とか残業した月は残業代を含む月給がボーナスレベルにまでなることもありました。
そんな残業代出まくりの労働環境から裁量労働制の企業に転職したのは、仕事のやりがいを求めたためです。海外ビジネスの第一線で勝負するにはもう少し規模の小さい会社で多くの裁量を獲得するのが得策と考えたのです。
転職してからは何時間残業しようが残業代はありません。その分転職で実現したかった頻繁な海外出張や、憧れの業界で働く環境を手に入れることが出来ました。
「裁量労働制でなかったら、今月はこれくらい残業代が出ていたのではないか」と考えたことも最初は少しありました。でも、すぐにその感覚はなくなりました。転職の段階で給与水準をあげてもらっていたので、定額で納得していたからです。
つまり裁量労働制という仕組みに私は納得していたし、納得できるまで情報収集したという事実があります。
これまで特に疑いもなく湯水のごとく残業代をもらってきた人は、いきなり裁量労働制になるとキツイと思います。その中で、じゃあ辞めて他社に行きますという選択肢が無い人が、本当にキツイと思います。
私は残業代をめちゃくちゃもらっていた会社から、残業代のない裁量労働制の会社に移って、また残業代の出る会社にきましたが、現職では残業する気もないので、残業代はもらっていません。
要するに、裁量労働制は労働条件の中でも重要ポイントだけど、決して全部ではないということです。会社に何を求めるかなんて、人によって違うし、年齢や家族環境、時代によっても変化します。
裁量労働制が嫌ならそうでない会社に移れる実力をつける、裁量労働制でも働きたい会社なら、どういう制度でどう利用すればいいのか徹底的に調べ上げる、そういうリテラシーをつければいいと思います。
嫌なことを耐え凌ぐ以外の選択肢なしの思考停止にはならずに、変化をチャンスと捉えて、好きなことにチャレンジし続けていたいものです。
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