平等な子育てなんて無理! とお悩みのパパママへ3つの提案
平等な子育てなんて無理! とお悩みのパパママへ3つの提案
兄弟姉妹を平等に
親が子育てできるのかどうか
というのは永遠のテーマです
私には小学校3年生の娘と
幼稚園年長の息子の2人の子供がいます
この2人を育てるにあたって
平等に育てることができるのか
私にとっても大きな命題でした
また子供たちにとっても
自分たちが平等に扱われているのかどうか
というのは大変重要な
親を評価するポイントでもありました
実際に言われたことはありませんが
よくみて接していれば分かります
同じお悩みを持つパパママに
少しでも楽になっていただけたら
嬉しいです
ではまず1つ目の提案です
平等にしなければならないという認識を捨てる
いきなりテーマから
外れてしまうような
思いきった提案で
スミマセン! 汗)
ですがこれは
とても重要なマインドセットです
なぜならば子供たちを平等に扱う
というのは基本的には
絶対にできないことだからです
「絶対に」とまで言い切ったのには
理由があります
例えば2人のこどもが
双子として
生まれてきたとした場合です
同じ時間に同じことをして
同じものを食べさせ
同じおもちゃを2つずつ与えるとします
それでもその子供たちが
大きくなったときに
聞いてみたら
必ず自分ではない
相手の兄弟の方が
両親から優しくされていたような
思い出をいくつも語ることができるのです
双子のお子様を
お持ちでは無い方にとっても
何となくイメージ
できることではないでしょうか
つまり子供と言うのは
100%に近い状態で
親が平等に接する
ということをしたとしても
それをこどもたちが
平等であると感じる事は
ありえないのです
ですから
同じ子供なんだから
平等に扱わなければならない
というような考えに
囚われたり
思い込みで
平等にできる
と思ってしまうことは
お父さんお母さんだけでなく
子供にとっても非常に
不幸なことなのです
もし子育てをするときに
平等に扱わなければならないのに
全く出来ていない自分はダメだ
なんて強く思いすぎているなら
その考えは手放してください
あなたが平等に
子育てをする力がないのではなく
人間に対して
平等に接したとしても
受け取る側が
平等に接してもらえた
と感じる事は
まずありえないという
人間の心理の大原則を
知っておけばいいのです
これを知っておくことで
子育てに対しての悩みが少し軽くなります
子育てにおいて
こうした心理的不安や
自分に対する責める気持ち
というものを
どれだけ軽く
少ないものにしていくか
という工夫はとても大切です
続きまして2つ目のポイントです
「平等に愛しています」と伝えよう
子供たちに
お父さんお母さんは
あなたたちを
平等に愛しています
ということを何度も何度も伝えましょう
これは何かものを与えたり
何かを言葉で伝えるときに
どんな子供でも
自分が損をしている
というように捉えてしまう
その側面を
一気にひっくり返すパワーがある
とてもとても重要な言葉です
お父さんお母さんは
こどもたちに対して
平等の愛情注いでいる
ということを
きちんと伝えてあげることで
子供の心は満たされるのです
子供にとって
平等であるかどうかというのは
実際には
「本当に平等であってほしい」
と言う願いではなく
「自分の方がよりよく扱われたい」
「得をしたい」
ということを意味しています
こどもの平等欲求は
実は平等ではない状態を
求める交渉のカードなのです
ですから
例えばお兄ちゃんが誕生日に
ケーキを出してもらっているのを見た弟が
僕も自分のケーキが欲しい
といい出したときに
「あなたの誕生日のケーキがあるじゃない」
と本当に平等な話をしても
あまり意味がないのです
なぜならば弟は自分が
平等に扱われていないのが不満なのではなく
今自分のケーキがないことが
不満だからです
どんな手を使ってでもいいから
自分のケーキを手に入れるために
交渉のネタを探してきただけのことです
平等に扱って欲しい
という思いは子供実際には持っていないのです
相手が大人であれば
リアルに事実としてモノやコトが
平等であると言うことが
大変重要になりますが
子供にとって最も重要な事は
お父さんお母さんから
適切に愛されているかどうか
というところがとても
大きなポイントなのです
*(大人も愛が重要なときもありますよ)
ですから
もし誕生日ではない弟が
ケーキを欲しいと言い出したときには
まずあなたの誕生日にも
ケーキを必ず用意する
という約束をしてあげる
とともに
「あなたもお兄ちゃんも
お父さんとお母さんは
全く差をつけずに
心から愛しています」
というその愛情を
しっかりと言葉で伝えてあげる
ということが適切な方法です
最後に3つ目のポイントです
子供に平等な扱いをしようとするなら必ず数値化する
平等に扱うということを
正確に説明するためには
数値で説明する
というのが非常に重要になってきます
すなわち
自分にとって
”いくつ”のものがあるのか
”何回”してもらったのか
こういった回数や個数で
目に見える形で伝えてもらう
という方法は
記録にも残るし
納得感も非常に強いものなのです
この数値化を
できるだけ簡単にすることで
実際にはフェアでないことを
フェアすることができる
大きなマジックを使うこともできるのです
もし大人であれば
誕生日のときに
お兄ちゃんには5,000円のケーキ
弟には2,000円のケーキであったならば
それは全く以て平等であるとは
言えないことがわかります
数値化されているからです
ところがこれが子供の場合は
お兄ちゃんにもケーキを1個
弟にもケーキを1個
誕生日にきちんと用意してあげた
という説明することで成立します
もちろん実生活の中で
実際に値段差をつける必要はありませんが
同じ値段であることも現実的には難しいです
ケーキ以上に
おもちゃになってくると
同じ値段で揃えるのは
不可能に近いです
このように愛情や気持ちで補うものと
きちんと数値化して説明をするということを
セットで行うことによって
お父さんお母さんの
子供たちに対して
平等に接しなければならないという
固定観念を振り払うことができるのです
まとめ
いかがだったでしょうか
先ず以て子供に対して
平等に接するということはできない
という考えを持っていただけたでしょうか
その上で平等に愛する
お父さんお母さんの強い気持ちを
持っていただきたいという
その思いも伝わったでしょうか
お父さんお母さんが
平等に子供たちを扱おうとしていることは
素晴らしいことです
すべてのがんばる
お父さんお母さんを心から
尊敬し応援しています
今日も1日素敵な1日を!