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働き方改革の活動コンセプトと推進スローガンの作り方

働き方改革の活動コンセプトと推進スローガンの作り方

 

 

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武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

 

ここ数日は働き方改革のアイディア事例について連続でブログ更新しています。100年企業の古い体質の組織を変えようと実行した活動をまとめています。まだまだ挑戦中ですが、このノウハウって家庭でも使えるんじゃないの? という観点で職場と家庭をどちらも「組織」として捉えて取り入れていきます。

 

今回の話はコンセプトです。働き方改革のための集まりやコミュニケーションを行う上でとても大切にしたことがあります。それは「褒める」ということです。コンセプトは「まず褒める」

 

どういうことかというと、働き方改革をしなければいけない40代後半のおじさんたちの凝り固まった価値観では、とにかく否定、批判、ネガティブ思考、指示、命令、脅迫、怒号などが当たり前のこととしてプログラムされています。最悪の状態で始まるのが働き方改革です。(全てがそうだとは思いませんが近しいところはあると思います)

 

働き方改革のコンセプトを浸透させるアイディア事例

 

働き方改革の活動を行うときには最初から最後まで「まず褒める!」という言葉を何度も何度も言いました。繰り返し言うことで、ギャグではないですが、声に出して言いたい日本語みたいになってきて、おじさんが否定的なコメントをすると、別のおじさんが「まず褒める!」と指摘しあうようになりました。

 

これのいいところは基本的にオジさんは自分が偉いと思い込んでいるので、人の指摘が大好きです。鬼の首をとったかのように相手を追い込むことを「良いこと」と勘違いして好き勝手やる悲惨な習性をもっています。そこを逆手にとって、この活動においてはお互いにチェックしあえる体制にしたのです。

 

これはとっても効果があってゲーム感覚で広がりをみせました。英語禁止ゴルフみたいに誰かがネガティブな意見をいうと若い人も「まずは褒めましょうね」といった感じでブラックジョーク的な声かけができるようになったのです。それくらいあらゆるところに「対策だせだせおじさん」はいるので要注意です。

 

働き方改革のコンセプトのその後のアイディア広がり

 

自分のイメージとしては思った以上にこの作戦は当たったので、この前日常の業務の中でも「まず褒める!」という合い言葉が広がって、自然発生的に働き方改革が、マインドチェンジが進むのではないかという淡い期待を持っていました。

 

ところが残念ながらというかやはりというかそんなに甘くはなく、結局「働き方改革活動」と銘打った場でしか「まず褒める!」は浸透しませんでした。これは明確に組織としてそのコンセプトを打ち出したのが働き方改革活動なだけなので、全社のスローガンまで引き上げないとダメだということです。

 

おじさんたちは言われたことを忠実に守るので、組織の中でこれと決めれば右向け右です。トップが言えば楽勝です。ただ働き方改革活動とかってトップがやりだすのはなかなか稀でそんなことができているなら昔からやっています。

 

トップが思いついてしまって「誰か若いやつでやる気あるやつリーダーにして任せてやれや!」とトップの下のそこそこの重役に下りて、そのままだんだんと低いところに水が流れるようにくだってきて、自分のような30代後半のちょっとややこしいけど好きなこと言ってるようなキャラクターの社員で止まるというパターンです。

 

途中で下に丸投げしていった川中の人たちは反対はしていないことになっているので、「働き方改革活動」のなかだけは協力的なパフォーマンスをします。それで「まず褒める!」とか楽しくやっている風を装います。でも一度通常業務にもどると部下には「おいこら!これなんや!」とかやりたい放題です。

 

まとめ

 

働き方改革のコンセプトとして「褒める」というのはとても効きます。否定大好きおじさんにとってはこのゲームチェンジは少しだけ面白さがあります。でもあくまでも少しだけです。本当に心の底からのマインドチェンジを起こすには小手先の活動ではだめで粘り強く企業文化を変えるべく、血液総入れ替えで別人になるくらいの体質改善の覚悟が必要です。

 

こうして考えると働き方改革ってダイエットににていて、長くしっかりついた余計な肉って、少しライザップの真似事したって変わりませんよね。やはり結果にフルコミットする本気度がいります。

 

自分もライザップのトレーナーくらいの強い気持ちと確かなロジックでやっていくことに決めました。

 

これは家庭でも同じで何か変えようとやり出してもその時だけになってしまうことは多いです。「朝は挨拶!」でも「早寝早起き」でもなんでもいいのですが、一時的に流行るものってありますよね。

 

定着と浸透というのはそのフォローアップが効いてきます。このシリーズの最後の方にはフォローアップについても書きますね。古典的ですが毎日目にするところに書いて貼るというのはそこそこ効くので、冷蔵庫に「帰ったらすぐ宿題」と書いて、毎日黙って指差すとかだけでも使えます。

 

 

 

 

 

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