理不尽な上司と自由な新人の間にいるミドルの悲哀
理不尽な上司と自由奔放な新人の間にいるミドルの悲哀
仕事していますと、理不尽な上司っていますよね。
初めて社会人になって、まもなく同期がつぶやいていた「世の中って理不尽だな」というセリフが、15年経ってもリアリティを持っています。
そして新しい世代の若い人たちは、スカッとするほど自由です。
デジタルネイティブだか、ソーシャルネイティブだか知りませんが、とにかく自由。
そんな昭和初期と平成の終わりに挟まれたミレニアム世代の悲哀を書いていきます。
仕事にかけすぎる昭和オジサンとほどほどの平成くん
45歳より上のくらいの世代の人って、あまりにも仕事に一直線すぎますね。
とにかく24時間のうち、15時間くらいは仕事に使っています。
出張の移動とか、社内の宴会とか除いても。
相当に家族が被害被っているパターン多いです。
これが20代になると、ほどほどに仕事しつつも、めちゃめちゃに文句が多くなります。
昭和オジサンくらい仕事するならまだしも、ほどほどでそんなに言う? っていうくらい文句いいます。
そしてプライベートを大切にしてるかというと、それほどでもない。なんじゃそりゃと。
ワークライフバランスとかいうほどでもなく、ゆる〜くダラダラしているあの感じなんでしょう。
30代後半のミレニアム世代はこの間で通訳にならないといけません。
感覚と雰囲気で理不尽な指示を出すオジサンの意図を噛み砕いて、ゆる〜くダラダラやっている平成くんに具体的なお願いをするのです。
「うぉー! めんどくせー!」
と叫んでしまいます。
パソコンの出来ないオジサンとパソコンの出来ない若者
昭和オジサンはいったい何年パソコン使ってきたんだというくらい使えない人がいます。
エクセルのショートカットキーに感動するオジサンがいます。
関数計算を魔法だというオジサンがいます。
HDMIを差し込む作業だけ頼んでくるオジサンがいます。
これまでどうやって生きてこれたのか、謎しかありません。
一方で高校生からスマホネイティブの平成くん。
エクセルのショートカットキーに感動しています。
関数計算入力をめんどくさがります。
HDMIがなぜワイヤレスでないのか説明を求めてきます。
「まぁまぁ似てるな!」
と叫んでしまいます。
ファクシミリ世代、ノートパソコン世代、スマホ説明なのです。
手書き世代、キーボード世代、フリック世代なのです。
字が綺麗で、フリックが出来るキーボード世代の私は神と崇められています。
専門性のあるオジサンと勤勉な平成くん
バブル期にゴリゴリに24時間どころか72時間でも戦っていた昭和オジサンは、それだけの経験値があります。
ネットワークもなかなかのものです。そして愛社精神とかいうよく分からないけど、すごいエネルギー源もあります。
知見と経験と愛社精神で、かなりの仕事をやれるすごいオジサンは何人かいます。
なりたくはないけど、すごいなとは思います。
一方、高学歴で見た目もいい、いい感じにリラックスしている平成くんもたまにいます。
そして勤勉で真面目に仕事を覚えます。
その上、宴会で一発ギャグとかやって、思いっきりスベって、笑われたりも出来ます。
すげー出世しそうです。
「どっちもすげーな!」
さほど経験もなく、愛社精神などまったくなく、優れた能力もなく、プライドを捨てる勇気もない。
そんな中途半端なミレニアム世代の代表からすると、仕事に生きる理不尽上司も、自由奔放だけど、自分なりの価値を持ってる平成くんも、すごいなってシンプルに尊敬するときがあります。
たまにですけど。
ほんとにたまに。
まとめ
上司がどうだとか、新人がどうだとか言ってる暇があったら、おまえはどうなんだ? って自分に問いただせる自分でありたいものです。