【書評】西野亮廣著 『新 魔法のコンパス』は新刊と変わらないクオリティ
【書評】西野亮廣著 『新 魔法のコンパス』は新刊と変わらないクオリティ
キングコングの西野亮廣さんが、新しい本を出しました。
最新の絵本『チックタック 約束の時計台』が出たばかりで、もちろんこちらも最高なので、まだご覧になってない方は是非お手にとってください。
価格:2,160円 |
今回の新刊はビジネス書で、『新・魔法のコンパス』というタイトルです。
ん? 前にもそんな本なかった? という方いますよね?
そうなんです。
こちらは以前の著書 『魔法のコンパス』の文庫化なのです。
そうなると「内容は同じだよね」「あとがき足したくらいだよね」って思いますよね。
違うのです。
何が違うと思いますか?
Kindleで少し読めたので、違いを書いて行きたいと思います。
価格:712円 |
文庫なのに内容を書き直している!
まず、文庫版だからといって、廉価版ではありません。
文庫版だからといって、セール品でもありません。
新刊です。
例えばつい先日のトヨタ社とのコラボ企画の話が書かれています。
ある意味で早すぎです。
つい先月の話が、今月発売の本に出るってすごいですよね。
しかも文庫で。
この時点で書き直ししただけではなくて、つい最近まで書き直し続けていたことがわかります。
歴史小説なんかと違って、ビジネス書は最近の情報があるほどよいので、この情報鮮度は通常の本でもなかなかありません。
雑誌レベルの情報スピードを持った文庫本という極めて驚きの一冊です。
文庫だからこそ長く読める内容になっている
最初のオリジナル版の『魔法のコンパス』が出たときは、まだキングコング西野亮廣がビジネスリーダーとして世に出る直前のことでした。
あっという間に10万部とか売れたので、あれ? すごい人なのかな? と世間がざわついたのが『魔法のコンパス』発売後です。
『魔法のコンパス』が売れたのは西野亮廣さんの圧倒的なスピード感と時代を読む感覚値、そしてそれを愚直に実行する努力の姿勢が刺さったからです。
そうなるとその当時とっても鋭くグサリと刺さった内容のいくつかは、その後世の中のスタンダードとなってきているので、今回また読み直しても答え合わせにしかなりません。
そこで西野亮廣さんは今回の文庫化にあたり、内容を書き直すだけでなく、長く読める内容に書き直しているのです。
長く読める文庫のビジネス書ってそんなに無いんですよね。
つまり普遍的な大事なポイントに絞ることを意識して書いているのです。
すごいチャレンジだと思います。
西野亮廣さんはしばらくビジネス書を出さない
西野亮廣さんは絵本作家としてスーパーベストセラーですが、次々と新作を出しています。
えんとつ町のプペル[本/雑誌] (児童書) / にしのあきひろ/著 価格:2,160円 |
これに対して、ビジネス書はこの先しばらく書かないそうです。
なぜならば西野亮廣さんが毎日ビジネス書レベルの記事をアップしているオンラインサロンがあるからです。
「西野のビジネス書が読みたかったらオンラインサロン入るのが一番いいよ」という話なのです。
そうなると今回の『新・魔法のコンパス』はしばらくの間、西野亮廣の最新ビジネス書であり続けるわけですね。
そうなると「文庫だし読まなくていいか」というのはややもったいなくて、「文庫でも書き直しているらしいぜ」「しばらく西野のビジネス書は出ないらしいぜ」ということで、お手にとってみてはどうでしょうか。
きっと値段以上にお得な情報があります。
本質的なお金の稼ぎ方、あなたの価値の高め方について書かれています。
まとめ
西野亮廣さんの新刊『新・魔法のコンパス』は新刊と変わらないクオリティの高い本です。
文庫なので持ち運びもしやすいですし、プレゼントもしやすいです。
絵本もいいけど、ビジネス書も読んでみようかなという読者の方にオススメです。
ぜひお試しあれ!