メルカリで感じた楽しさ、嬉しさ、幸福感

メルカリで感じた楽しさ、嬉しさ、幸福感

メルカリはフリマアプリで、リアルのフリーマーケットのように対面でのコミュニケーションが発生しません。

逆にいうとそのコミュニケーションの煩わしさがないところが、メルカリの良さであったりもします。

意外にもそんなメルカリで「嬉しい！」「楽しい！」「幸せ！」と感じる場面があるのです。

たまにしかないからこそ貴重なことですが、せっかくの体験なのでシェアさせてください。

メルカリで感じた嬉しさ 購入品に手書きのメッセージ

メルカリで出品している中古品というのは単に新品より安いということくらいしかその価値を認識していませんでした。

自分がメルカリを始めたきっかけも、無駄に多いモノを減らしたいという単なる整理目的だったので、ユーザー間のコミュニケーションなど

期待していないどころか、邪魔なものだと感じていました。

実際に、しつこい値引きや購入意思を決めてからの繰り返しの質問など「いいかげんにしてくれよー」といいたくなる疲れる相手もいます。

でも、メルカリにはコミュニケーションのプラットフォームとして十分な機能が備わっています。

購入した商品に手書きでかわいいイラストとともにメッセージが書かれていたことがあります。

購入したのが子供向けの教育系マンガだったので、同じくらいの年齢のお子様がいらっしゃる方だったのでしょう。

そのマンガだけだったら、「買ったものが届いたな」というくらいだったのでしょうが、お手紙を手に取って、ステキな子育てをされている家族から、次の番ですよと譲り受けた感じがして自然と笑顔になった瞬間でした。

メルカリで感じた幸福感 本当なら不良品なのに！

メルカリで私が子供の本を販売した時のことです。

本の中身はざっとみて、特に問題がなかったので、「書き込みなし」と記載して出品していました。

そのまま注文が入り、発送して、受け取り後に無事にお取引成立となったあと、購入者さまからのメッセージがありました。

「お子さまの字で、おなまえがかかれていました」

私はそのメッセージをみて凍り付きました。

これは新品を購入してでも再発送しなければと。

自分の感覚では書き込みの中でも名前はとくに神経質なものだと考えています。

中古本で、ちょっと線が引いていたり、折り目があっても気分がよくないものですが、名前が書いてあったら、それはもはや、その名前の書いている人の持ち物という意味になります。

中古品としては傷物でしかなく、所有するのも気分が悪いはずです。

どうしようか頭を抱えて、すぐに取り換えたい旨のメッセージを書く準備をしていたところ

「よんでいて、ほっこりしました」

「おたがいに子育てたのしみましょうね」

というメッセージが来たのです。

てっきりこちらはクレームととらえていたのが、うれしい気持ちになってつたえたかったので、取引完了後にもかかわらずメッセージをしたのだと。

こんなに懐の深いかたのメッセージをクレームと読み違えたことも含めてなんとも恥ずかしい気持ちになりました。

その後数回のメッセージラリーを経て、購入者様から「これ以上のご返信は不要ですよ」とのやりとりで終わりました。

子育ての最中なんて、意味もなくイライラしてしまっても仕方がない状況なのに、この方はなんて大きな心で物事を捉えているんだろうと、幸せな気持ちの反面、反省してしまうほどの出来事でした。

メルカリで買ったのに、新品を買って送ってもらってしまった！

とある本を購入したときのことです。

届いた商品を開けてみると、どう見ても未開封品なのです。

要するに書店で売られているようなビニールがかかった状態なのです。

「買ったけど、使わなかったのかな？」

と思っていました。

すると取引後のメッセージで、「保管していた商品を子供が知らぬ間に汚しており、慌てて新品を購入してお送りしました」とのこと。

当たり前ですが、中古品で出品されていましたので、購入金額は新品の3分の1程度でした。

それが、汚れていたという理由で、新品を買って3分の一の値段で売るなどという行為はファイナンス的な考え方では絶対にありえません。

何に驚いたかというと、私がメルカリでこの本を購入してから到着まで3日程度だったことです。

子供さんが汚してしまったことを私に通知して

キャンセルするなり、それでもよいと承諾してもらうなり、手間はかかるものの、新品を買うようなお金はかからない対処方法もあったはずです。

でもこの方は迷わず新品を買いに行ったのです。たった3日で到着するということは悩んでいる暇なんてありません。

この行為には、本当にとても強く胸を打たれました。

信頼の獲得とはこういうことなんだと思います。

メルカリで感じた幸福感まとめブログ

メルカリでいろんな人に出会いますが、メルカリをしていなかったら感じなかった幸せな気持ちもあります。

最初はちょっとめんどくさいなと思うこともありますが、きっと楽しんで生活の一部になる日がくると思います。