働き方改革で会議プレゼンを上手くやるコツ 話し方の工夫
働き方改革で会議プレゼンを上手くやるコツ 話し方の工夫
おはようございます。
ブログ更新は連続212日、408記事目です。
働き方改革のアイディア事例について書いていますが、もう少し掘り下げて具体的な内容に落としていこうと思います。今日は会議のアップデートに関して、プレゼンのお話、中でも「話し方」について書いていきます。
集まった人に「この中でプレゼンが苦手な人ー?」と聞いてみるとチラホラと手が上がります。「手を挙げていない人にコツを聴きますよー」というとほぼ全員手を挙げます(笑)
日本で真面目な教育を受けてきた皆さんってこういう場面での行動パターンってとってもよく似ています。共通する価値観は「間違えたら恥ずかしい、間違えたら怒られる」というような恐怖心に近いものです。
またプレゼンというものも学生のときにあまりやってこなかった人も多く、幼稚園、小学校の頃からプレゼンばっかりの外国人のはやや環境が異なります。人前で話すことへの抵抗感と、失敗したらカッコ悪いという恐怖心で緊張してしまうのです。目立つと損するという文化もあります。
さりとて組織の中でプレゼンをする場は頻繁にあるわけで、そこそこの年齢や役職になったら自然に出来るようなものでもなく、やはりいつも練習してどんなケースでも対応できるスキルを身につけておきたいものです。
プレゼンの誤解 苦手意識を克服するマインドセット
プレゼンが苦手だという人は、実際に人前で話して緊張で上手くできなかった経験や、上手に話す人を見ていてもその人が質疑応答になったらボコボコにやられているのをみて、とても自分には無理だと諦めてしまったことが原因のようです。
ですがらそんなに気張らなくてもプレゼンは出来ます。もう少し肩の力を抜いてシンプルに考えてもらいましょう。そもそも「プレゼンの上手い人」ってどんな人でしょうか?
身振り手振りジェスチャー満載で、堂々とした立ち振る舞いで、ポイントをバシーッ! ビシーッと切り裂いていく、そんなスティーブ・ジョブズとか孫正義さんのような経営者が思い浮かぶでしょうか。
それは「サッカーの上手い人は?」と聞かれて「本田圭佑選手」や「香川真司選手」をあげているようなもので、参考にはなるけど、自分が同じにならなくてもいい、その人を見て、自信を無くさなくていいクラスの人たちです。
そもそも論に立ち返って「なんでプレゼンするの?」という質問に聞き方を変えてみましょう。「自分のおしゃべりの上手さを褒めてもらうため」ですか? 「自分の言いたいことを発表するため」 ですか? 「相手にきいてもらうため」ですか? 「相手に行動してもらう」ためですか?
プレゼンは相手が必要。その人にどういうインパクトを与えたいか
ひとりでプレゼンしていたら、それは単に独り言なのでいくらでも家でやっていただければいいのですが、プレゼンは相手に伝えたいことがあるのですよね。なにかを伝えたい。伝えたい目的は、与えたいインパクトは何か。
聞いてほしいだけなんだったら報告書で良いのです。プレゼンするからには承認を得たいとか、行動を起こしてほしいとか、対面でライブ感をもって伝える意味を言語化できる状態でプレゼンしてほしいです。
このプレゼンの「目的」は何か? 今日の「目標」はどういう状態になっておくことか? このプレゼンの後に行動するのはプレゼンを「する人」か、プレゼンを「聴く人」か?
こうした与えたいインパクトを明確に言語化できていれば、社内プレゼンであれば、ジェスチャーがどうのこうのとか、話し方の質がどうかというのはそこまで大きな問題にはなりませんので、そこに気を取られずに本質を外さない内容を作りこみましょう。
まとめ
プレゼンをする場面によりますが、社内会議のようなすでに相手が聴いてくれる前提の状況で、時間も確保されている場合は、おしゃべりの上手い下手を考えるのは時間の無駄です。まずはプレゼンしたい内容を確かなものに整理整頓することです。
多くのプレゼンの本にはスライド6割、お話の練習4割くらいが理想なのに、みんなスライド9割でほとんど話す練習をしないから上手くならないというようなことを書いています。
これは半分正解ですが、社内会議ではスライド9割でもいいと思っています。お話で聴衆を引き込む必要性がないからです。引き込みの小技はまた書きたいと思います。
さて家庭内でもプレゼンの機会はあります。習い事したいとかお小遣いあげてほしいという子どものプレゼン、お洋服ほしいとか家具買い換えたいというママのプレゼン、あんまり小言言わないでほしいとかお小遣いあげてほしいというパパのプレゼンです。子どもとパパは家庭では同じレイヤーにいて、ママが上司です。
書きました通り、プレゼンは相手にインパクトを与えたいわけです。言いたいことを一方的にぶつけても効果は薄いので、相手が聴きやすいように、「いいよ」と言いやすいように行うのがポイントです。
正しい情報を揃えて、相手の機嫌の良いときを見計らって、機嫌が悪ければケーキでもあげてご機嫌を伺って、ロジカルな説明を事前に書いてみて、ケーキを買っておいて、同意してくれたらどんな良い未来が待っているのかクリアな絵を描いてみせて、明日もケーキ買う約束すればかなり承認確率は上がるのではないでしょうか。
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