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サラリーマンのキャリア戦略

新入社員が同期に差をつけるには? 仕事全体に興味を持つ思考

新入社員が同期に差をつけるには? 仕事全体に興味を持つ思考

 

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多くの企業ではもうすぐ新入社員を迎え入れる時期ですよね。

 

学生を卒業して、社会人になることを心待ちにしている方、新しく上司として期待と不安と併せ持っている先輩の方。

 

全員に共通する想いは組織で活躍する人になってほしいということでしょう。

 

そんな新入社員が組織で同期に差をつけるにはどうすればよいのでしょうか?

 

一つ確実に言えるのは「全体興味思考」です。

 

新入社員に求められること

 

新しく組織に入った新入社員は、おそらく最初は仕事の量も難易度も比較的ゆるやかなスタートになるはずです。

 

程度の差こそあれ課長や部長の仕事をいきなりやるのは、かなり珍しいケースです。

 

自社のサービスや商品について学び、先輩の仕事のサポートをするのが予想されるはじまりです。

 

ここでかなりの確率で差がつきます。

 

それはどんな環境に身を置くかで成長のカーブが決まってくるからです。

 

チャレンジングな仕事ができる環境なのか、とんでもなくつまならい作業を渡されるのか、優秀な尊敬できる先輩なのか、リストラ候補のクズ社員と働くのか。

 

これはもう起業やスタートアップベンチャーという選択をしないで、サラリーマンとして就職する選択をした時点で確定しています。

 

ですから運にかけた自分の責任なので、ごちゃごちゃ言っても無意味です。

 

大切なことはその組織の中で、自分が何を求められているかを考え続けることです。

 

雑用でも組織全体に意義のある仕事があったりする

 

新入社員はとにかくいろいろ雑用を頼まれます。

 

そうした種々のめんどくさい仕事を丸投げしてくる上司を反面教師にしてもいいですし、サクッと受け入れてポイントを稼ぐのもアリです。

 

とにかく雑用に必死になって何も考えないで夢中になって雑用のプロになってはいけません。

 

どんな仕事にもやる意味というのがあって、常にそれを最大の幅で思考することが、同期に差をつける第一歩になります。

 

会議室を予約するという仕事を頼まれたとして、単に10人入る部屋を予約するのと、経営会議の会場準備をするのではその仕事の価値は雲泥の差です。

 

組織全体にとってどんな意味を持つことなのかを考え続けていると、作業として部屋を予約した人なのか、経営会議の準備に参画した人なのかの差がでます。

 

超重要来客かもしれません。

 

たかが会議室の予約ですが、それを作業にしないで、全体に興味を持つことで自分にとっての意味合いを変えていけます。

 

どんな会議なのか、何のための会議なのか、誰が出るのか、会議室の予約のほかにすることはないのか、こんなことは必要ないか、こうすればよいのではないかと自分で仕事を生み出すことが出来ます。

 

会議室の予約ひとつで、あなたがどんな仕事をする人なのか上司はすぐに分かります。

 

新入社員が2人来て、予約しましたーという人と、次何しましょうという人と、こんなんどうでしょうか?という人と、これやっておきましたという人。

 

本当に毎年の新入社員が1年後にはっきりとした差を見せてくれるので、とっても面白いです。

 

突出して伸びる新人は常に全体を捉える思考を持っています。

 

ぶっちゃけそこまで頑張る気は無いっス! って人も多い

 

「同期に差をつけて成長したいとは思ってません」っていう人もいますよね。

 

これって別に最近の傾向ではなくて、私の新入社員時代の15年前にもたくさんいました。

 

そんな人もいるのがサラリーマン社会だし、誰でも成長を求めてガリガリやんなきゃいけないとは思いません。

 

そしてこういうスロースタートな人が緩やかに確実に成長して、5年目、10年目頃には同期で一番目立つ存在になっていたりもします。

 

入社日からガツガツしていたタイプの人は残酷なことですが、早々と息切れして斜陽部門でひっそりしていたりもします。

 

そういう事実もあるので、自分は同期に差をつけたいなんて思わないなぁ、これじゃダメなのかなぁと思う必要はありません。

 

ややこしいのはマネジメントサイドの変化で、昨今は上司が仕事だけでなくモチベーションマネジメントなども責任を持たされています。

 

ですから、新入社員がマイペースだと、それで大丈夫か? と課長が部長に詰められて、課長が疲れてしまうのです。

 

新入社員は頑張ってもいいし、マイペースでもいいけど、今どんな気分かは話そう

 

若い人はある日突然に会社を辞めると言い出すことがあります。

 

本人は半年から一年もの間ふつふつと煮えたぎっていたと言うのですが、分かりません。

 

周りが鈍感なのか、その人が見せなかったのかは分かりませんが、とにかく組織にとってはびっくりなことです。

 

これは新入社員にも、マネジメントにもあまりよいことでは無いので、成長したい人もしたく無い人も今の気分についていつも話すことは大切です。

 

特にあまり気分が良くないときはそのことを言えるようにしましょう。

 

伸びても伸びなくても全体に興味を持つことは面白い

 

伸びたい人、伸びたくない人、差をつけたい人、つけられても気にしない人、いろいろです。

 

いろいろでいいのですが、組織に入るという決断をしたのは同じなので、そんな自分を否定はない方がよいです。

 

たとえ伸びたくなくても、この仕事は組織全体でどんな位置付けなのだろうか、自分のやることがどんな影響を与えるのだろうかという思考は、組織の外でも役に立ちます。

 

今の時代、いつ独立するのか、いつ経営者になるかなんて分かりません。誰にでもその可能性があります。

 

せっかく組織に入ったなら、そんなシミュレーションを出来るなら、そんなゲームはやらない手はありません。

 

まとめ

 

やる気満々の新入社員のみなさん、仕事の全体に興味を持てば勝てますよ。

 

マイペースのみなさん、無理して成長しなくてもいいですよ。でも組織全体に興味を持ったら面白いですよ。

 

マネジメントのみなさん、仕事の内容に夢中になりすぎないで、周りの皆さんの今日の気分に敏感になってください。

 

いろんな新しい出発がある春の季節が私は好きです。

 

 

 

 

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