仕事で失敗しても良い理由 立ち直るのではなくそもそも倒れない思考
仕事で失敗しても良い理由 立ち直るのではなくそもそも倒れない思考
仕事で失敗すると落ち込みますよね。
ウチの幼稚園の息子でさえも最近ドラえもんで覚えた「いま僕は落ち込んでるんだ」という言葉をよく言っています。意味わかってないです。
さて仕事での失敗ですが、私のようにメンタルぶっ壊して休職までした経験があるくらいの、精神ヘナヘナ芸人にとっては文字通りの死活問題です。
失敗したって一晩寝て忘れりゃいいんだよとか無責任に行ってくる無神経な鈍感な連中には殺意すら覚えます。
そんな失敗怖い怖い芸人の、怒られるの嫌嫌芸人の私がやっている仕事の失敗で落ち込まないですむ方法をご紹介します。
そもそも仕事で失敗して立ち直れないという考えを消す
失敗することで、立ち直れないとするならば、そのとき立ててない訳なので、膝から崩れているとか、ぶっ倒れているのだと思います。
失敗することがそれくらいの大ダメージの出来事ということです。責任感があって、真面目な人なら誰でもそうなるでしょう。
私はかつてなんでも完璧でなきゃダメだという思い込みからとにかく失敗しないようにしないようにと徹底的に準備して、求められることを確実にやっていました。
でも人間完璧なんてなくて、ミスするんですね。それはサボりとは違ってミスなんですけど、結果として失敗なんで落ち込むわけです。
ミスでも怒る人は怒るし。
そういう経験則から「あ、失敗しないことを目指しても絶対に無理だな」という結論になりました。
そして失敗しないことが無理なんだから、失敗して倒れたら立ち直れないという構造は本質的には変えれないなとも思いました。
そこで失敗しないんじゃなくて、失敗する前提で思考デザインすることで、そもそも立ち直れない状態にならない、つまり倒れないようにしたのです。
仕事で失敗して倒れる自分はメンタル弱いとまず認めること
メンタルの強さの度合いは人それぞれで、それは腕力の強さの度合いとかと同じように人によってまるっきり違います。
ですからメンタル劇強の人にとっては、ちょっと失敗してヘナヘナになってるヤツなんてどーなってんの? と不思議で仕方ないでしょう。
それはお相撲さんがアンガールズと腕相撲して、なんて弱いの? みたいな話です。
逆にアンガールズがお相撲さんとお笑いで勝負してなんでウケないの? みたいな話でもあります。
人によって違いがあって、得意不得意があって、みんなで生きてるんです。
厄介なのはその違いを見えてないのは相手だけじゃなくて自分もだということです。
メンタル弱々星人はなんとなく自分はメンタル弱々星からやってきたなと感じてはいますが、堂々と認められません。
なぜなら努力不足だと思う自分もいるからです。
それは努力不足星人の話なので、メンタル弱々星人とは別なのです。
メンタル弱々星人はまあまあ努力頑張る星人でもあるので、あまりメンタル弱々星人で、努力不足星人も兼ねている人は少ないです。
ですから自分はメンタル弱々星人出身という事実を認めることがまず必要なのです。メンタル弱々星人にとってはこれさえもメンタルエネルギー使う行為なので大変なのですけれども。
そこまでたどり着いてようやくどうするかです。
仕事で失敗しても倒れないためにメンタル弱い人が出来ること
私が今、毎日やっているのはデータ採りです。
データ採り。分かりますでしょうか?
左右に分かれている道があるとして、右行くとここにでる、左にいくとここに出るということです。
こういう風にしたらどうなるかなというマインドのみで仕事をしているのです。
つまりどんな結果になったとしても、なるほどこうなるのかという反応にしかならないわけです。
絶対に右の道が正解だというマインドでこれまでやってきたので、基本的に右が正解で当たり前、左が正解だとメンタルやられるという暮らしでした。
今は、右という道もあるし、左という道もあるけど、いま自分は右を選びました、さぁどうなる? という感じです。
左が正解だったとして、右が失敗とは思いません。データがとれたと思うだけです。
こうなると全てが間違いではなくなるので、立ち直る必要があるほどに崩れ落ちることはありません。
まとめ
長々と書きましたが、一言で言うと、成功か失敗かではなく、成功か成長かというやつです。
おわり。