仕事がうまくいかないとき考えるべきたった一つのこと
仕事がうまくいかないとき考えるべきたった一つのこと
今日も仕事行きたくないなぁ、昨日もダメだったなぁなんて日ありますよね?
なんなら毎日モヤモヤそんな気持ちのまま出勤していますよね。
そんなあなたにお伝えしたい「仕事がうまくいかないとき考えるべきだった一つのこと」を書いていきます。
それは「あなたが想いを届けたいお客様は誰ですか?」です。
ドラッカーは言った「顧客は誰か?」
お仕事に行かれているということは誰かしらがお客様としてあなたの商品やサービスにお金を払ってくれていますよね。
そして所属する会社なり団体からお給料という形であなたが提供した価値が換金されています。
これが実感しにくいのは、お給料が定額で会社から決まった日に振り込まれるので、あなたが提供した価値への対価ではなく、あなたが会社に出勤した時間への対価みたいになっているところです。
ビジネスの神さまドラッカーは「顧客は誰か?」といいました。
組織の中には「同じ会社でも社内のお客様はたくさんいるんだ!」というマインドの方もたくさんいますし、間違いではありません。
でもそれが色濃くなりすぎると、自分の後工程の人や自分の上司がお客様かのような気持ちになってしまうことがあります。
場合によっては「オレ様をお客様よりも大事に扱え!」と言わんばかりの上司も存在します。
こうなってくると仕事はうまくいきません。自分の仕事というのは価値があって、喜んでもらって、信用されて、そしてあくまでもその信用が換金されて給料の形になっているという原則を意識できなくなるからです。
あなたの届けたい想いはなんですか?
「想いなんて青くさいコトバ出してきてなんだよ」って感じるか、「想いかぁ、そうだよなぁ、自分にもあったよなぁ、アツイ想いが」と自分を省みるかはあなた次第です。
人は表現者でありたいし、誰かに何かインパクトを与えたいという欲求があります。
認められたいし褒められたい、自分はこれを頑張りたい、これが好きだっていう何かが必ずあります。
小さい頃はなんの意識もせずにそんな欲望のままに自由に生きていたはずで、お仕事を始めるときも、少なからずやりたいことやココロオドル気持ちがあったはずです。
でも職場の人間関係や、個人でどうにもならないしがらみ、頑張っても頑張っても前に進むどころか後退していく現状に疲れてきてしまっているのも事実です。
カラ元気だけだして想いを呼び起そうとしても長続きしませんが、今一度、自分が誰に何を届けたいのか? 自分に聞いてみることはふとした気づきになります。
お客様の悩みから逆算思考すると上手くいく
正直、私も完全に自分のリアルな今に絶望しきった時期がありまして、ただただ流されるままに、目の前の作業をこなしていくだけの日々がありました。
それ以上頑張っても変わらないし、頑張らなくても今日の今日は困らない、そんな漫然とした毎日という時期がありました。
でも暇つぶしにジムに行ったり、図書館に行っていたら、周りが70代とか80代の人ばっかりだということに気づいたのですね。
自分の倍以上年齢の人たちと同じ行動をしてる自分がなんだか怖くなったというか、これでいいわけないよなって焦ったのです。
そのときに自分は何がしたかったのか、どうすればいいのかと考えだして、こういう風に悩んでいる人ってたくさんいるんだなって知ったのです。
それから「お客の悩みから思考をスタートさせると仕事はわりと上手くいく」ことに気がつきました。
お客さまは誰かを徹底分解する
前半に説明しましたとおり、例えばあなたが商品を売る人だとして、それを買ってくれる方も、販売店の方も、職場の上司も全員がお客様になり得ます。
それはあなたが価値を提供するステークホルダーだからです。この構造がお客様という概念をぼやかす原因でもあります。
あなたがお客様をよりクリアに解像度高く意識するにはその人たちの悩みをリアルに想像して、串刺しで解決することです。
人は自分の悩みに寄り添ってくれる人を信用します。信用は価値であり、給料は信用の換金した結果です。
このお客様の悩みに寄り添うために大きなエネルギーとなり得るのがあなたの「想い」です。
届けたい想いとお客様の悩みを重ねる
「仕事なんでこれ売ってるんです」
「誰も全然買ってくれません」
「上司に言われたからやってます」
「言われたことやっても給料あがりません」
これって思い当たる節ありませんか?
恥ずかしながら、まあまあ最近までの私なんです(汗)
こりゃアカンわって感じですよね。
「好きなことが仕事になるわけない」
「やりたいことで給料もらえるはずない」
「上司の顔色伺うのが一番大事」
こんなことも本気で考えていました。
全く上手くいきませんでした。
お客様は誰かを整理して、それぞれのお客様の悩みを想像して、それを解決するには自分に何ができるかを考えました。
自分が小さい頃から何が好きで、どういうことを人に知ってもらうと嬉しいのかも掘り下げました。
こんなことしてる時が楽しいな、疲れないなということがいくつか見つかりました。きっとこれが届けたい想いになるのかもなというすがる気持ちで、書き出しました。
ここからはある程度の力技になりますが、自分の届けたい想いと、お客様のお悩み解決策を重ねます。
これでやりたいことと、役に立つことをつなげることが出来たのです。
想いを抽象化して悩みを具体的に潰しこむ
宇宙飛行士になりたかった人は、「誰もみたことのない世界をみたい」という夢の抽象化が出来ます。
そこから「自分のチャレンジをみて、人を驚かせたい、チャレンジする人を増やしたい」という想いを持てます。
りんごとバナナを売るお仕事だとして、お客様は主婦の方、店舗の方、流通の方、職場の上司とたくさんいます。
その人たちの悩みを想像してみると「安くて美味しいものを買いたい」「いいものを仕入れて高く売りたい」「効率よく運びたい」「業績をあげたい」というようないろんな角度のお悩みを発見できます。
これに対して「自分のチャレンジをみて、驚かせたい、チャレンジする人を増やしたい」という想いを乗せて、悩みを解決する方法を提供するのです。
人より市場をたくさん歩いて、他の店でも安くて美味しいりんごとバナナを探してくる、相場価格調べ上げて、高く売れるエリアを探す、街を歩いて運搬しやすい抜け道を調べる、売上目標をグラフにして壁に貼って今日の目標を目で見て意識できるようにするなど、なんでもいいです。
とにかく「あなたのお客様はだれですか?」という質問に答えられるようになりましたね。
あなたの想いをお悩みの解決策に重ねることが出来ましたね。
そうするとやるべきことが見えてきます。結構めんどくさいことばっかりです。
まとめ
結局のところ人は面倒くさがりなので、面倒くさいことをやってくれる人を信用します。
裏を返すと仕事が上手く行かなくて悩んでる人はめんどくさいことをやっていません。
仕事が上手くいっている人はめんどくさいことをやっています。
めんどくさいことをやるのは疲れるので、疲れずにできることを探します。他の人にとって疲れることで、あなたにとって疲れないことに勝算があります。
それが想いであって、想いを届けたい相手を間違えなければ勝ちです。
仕事が上手くいっていない人は「あなたが想いを届けたいお客様は誰ですか?」という問いに真剣に向き合ってみてください。