不満をなくしたくないですか? 書き出して解消する方法
不満をなくしたくないですか? 書き出して解消する方法
仕事も家庭も勉強も、なにかと悩みが多くてなんとかしたいなって人は多いですよね。
いろいろ頑張ってるつもりなんだけど、どうも思っているほどうまくいかない。
そんな人に是非やってもらいたい方法があります。
それは不満と解決策をノートに書くということです。
え? そんなこと? って思われたかもしれませんが、でも逆にすでにやってますか? って聞き返すとみなさんやってないんですよね。
これがなかなかの効果を上げる方法なんです。
不満を書くだけで心が落ち着く
まず自分の感じている不満をどんどん紙に書いていきます。
紙に書くという行為は、先に頭の中で考えることをしていますので、思考の整理があって、それからその思考を文字という外に見える形に取り出すことになります。
この行為自体がすでにひとつの癒し効果を持っていて、頭の中の苦しみを外に吐き出すことになるのです。
実際に手を動かして書いてみると分かりますが、漫然と感じているだけの不満が、明確に言語化されて、文字としてノートに並んでいく様は少し気持ちが楽になって、カラダも軽くなる気さえします。
不満を眺めると笑えてくる
その後、書き出した不満を眺めてみると、なんだかおかしく思えるものがいくつかあるはずです。
もちろん不満に感じたときは真剣にイライラしたはずなのですが、客観的に文字で見ると え? こんなことで? と思えるような大したことない内容が混じっていたりします。
不満にも大小様々あって、それらを俯瞰で見つめてみると、これまた精神を優しくしてくれます。
落ち着いたら解決策も書いてみる
とにかくありったけの不満を書き出して棚卸しすると、いくつかは簡単に解決策が浮かぶものがあります。
例えば「朝髪型がキマらない」だとしたら、一回くらいちょっと良さげな美容院にいけばいいし、「疲れが溜まっている」だったらクイックマッサージ行くとかでもいいです。
そんなお金がないのだとしたら、ネット上でスタイリングを調べてもいいし、セルフストレッチ法を調べるでもいいのです。
情報は身を助けてくれます。
調べるのが面倒という悩みなら、テキスト入力をサボって音声入力にするとか、なんかの待ち時間のときに暇つぶしのために調べるリストに入れるでもいいです。
とにかく不満からスタートして、楽して行く方向でいろいろ考えているうちに、意外と大したことない不満だったなとなることもあります。
簡単に解決策のでないことに集中する
不満は質量を分解しないと、あれもこれも同じ重量感で積み上がって、ココロとカラダに乗っかってきます。
山登りのリュックの感じです。食料も本も同じ重さで背中に乗ってきます。山で必要なのは食料です。
となると不満の中でも相手のある話なんかは厄介です。あなたの努力ではなかなかどうにもなりません。
むしろ努力しようとすればするほど不満は増大するリスクがあります。
ですからそうした本質的な危険をはらむ不満の解決に集中できるようほかのたやすいこととは、分けて考えるようにしましょう。
そして難易度の高いあなたを悩ます根本的な不満については、もう一度何が不満かを書き出しましょう。
整理するための書き出しと、考えるための書き出し
最初に不満を書き出したときは整理のために書きました。
次に解決策を書いたときは考えるために書きました。
今回の根本的な不満の書き出しは、考えることと整理することの両方の行為です。
今自分がどちらをやっているのか意識して書き出すのがポイントです。
お金がないという不満だとして、整理の書き出しは何が書いたいのか、いくら足りないのか、ということを書き出します。
解決策はどうやってお金を増やすか、他に使う額を減らすかなどです。
この整理と解決策を混ぜて書くと疲れてきてしまうのと、書き出した文字を見ても思考がひろがるような効果が生まれてきません。
私の失敗は書いて終わったこと
私は恫喝を受けまくってパワハラ でメンタルぶち壊したことがありますが、その時に実際に精神医学の先生たちからこうして紙に思考を書き出すということが、効果があると教えてもらいました。
面倒だなぁと思いながら書いているとたしかに書く行為だけでかなりの癒し効果を実感しました。
そのときは体調を整えることが目的だったので、それだけで十分だったのですが、その後、回復した後も何か気になることがあると、書き出すということだけしかしていませんでした。
そしてそれは十分に価値のある行為でした。
ところが人間欲深い贅沢なもので、だんだんとまた不満は増えていきます。
結果として精神が安定したと思ったら、なんだかもっとこうなっていたいという不満が増えてきたのです。
分かったことは、書き出したことを一つでもやってみるということです。
簡単なことでいいので、不満を書いて、解決策をかいたら、一つでもなにかやってみるというのが重要です。
これに気づくまで、不満を書いて、解決策を書いていたのに、なんだかまだ不満が解消していかないという失敗をしていたのです。
ひとつだけ大事なアドバイス
私は字が汚いのですが、不満を書き出すときは、ことさらに勢いで書くので時にはグチャグチャの字になります。
吐き出したいフェーズのときはそれで構わないのですが、ある程度まできたら丁寧に書くことをオススメします。
なぜかというとまた後で読みたくなるのは丁寧な字だからです。
パッと見て自分の汚い字が飛び込んでくると疲れます。読む側が頑張って理解しないといけないというのはエネルギーを消耗します。
結果としてもう読み返したくなくなります。せっかくいいこと書いても繰り返して読み込まなければ効果は半減です。
私もとても苦手なので偉そうに言えませんが、字が綺麗で損することはまぁないです。
手書きがいいですが、最後はスマホかパソコンでタイプしてしまうこともあります。
まとめ
スマホの影響でペンで書くことってなくなりました。遅いし手が疲れるからです。
でもその遅さを利用して考える、手が疲れるのを利用して、先にしっかり考えるということもできます。
社会人に限らず、主婦や学生の方でもやってみると効果あるのでぜひ試してみてください。