働き方改革の前に通勤改革を (満員電車やめよう!)
働き方改革の前に通勤改革を (満員電車やめよう!)
新しい年度になって働き方改革も有給5日義務とかズッコケるレベルの話していますが、ついに「昭和世代」と並んで「平成世代」も古代の人の仲間入りしそうな段階に来ました。
働き方改革も大事なのですが、先日都内に出張に行って山手線で窒息しかけたので、まずは満員電車をなんとかしなければと考えまして、それについて書いていきます。
働き方改革の目指す健康と生産性
働き方改革って、単に休むとか残業へらすとか社員の満足度高めるだけではなくて、生産性あげて業績を上げることも両輪でやらないと意味ないと考えています。
順番としてはまずは疲れ切って飛び降りそうな社員ばっかりだったらそれはとにかく選択肢はひとつで休ませること。充電10%切ってるスマホ使い倒しても悲劇しか待っていません。
それでいきますと、どんなに革新的に面白い施策に取り組んでいる組織でも、通勤の満員電車は変えられないんですよね。
近くに住む人に補助出すとかありますけど、かなり無理があって、やっぱりこれはテレワークしかないかなと。
「在宅勤務」っていう言い方が、育児休暇をとったあとに復職したママのためのものっていうイメージが強くて、在宅勤務は出社して働く人よりも本気で仕事してないみたいな間違った理解の人が多いです。
そこでまずは「在宅勤務」を「テレワーク」でもなんでもいいのですが、別のワードに変えてみるのがおススメです。
在宅勤務とテレワークの違い
在宅勤務って、会社に来ないってことなので、人によってはサボっていると思うのです。
会社に来てないとサボるような人がマネジメントしてるからそうなるのですが、実際は在宅勤務の人がサボるなんて価値観の人は、すでに出社してもサボっています。
仕事をするにあたり、サボるという概念がある時点で、場所なんて関係ないのです。
ですからサボる人は在宅勤務も出社勤務も向いてないので辞めてもらいましょう。工場の生産ラインで作業をするような仕事が向いている人です。
在宅勤務は真面目に仕事をする人にとってはある意味で無限に仕事できます。
昭和の24時間戦うモーレツサラリーマンなら、出張中の移動時間もホテル滞在時もずーっと仕事しますよね。
出張してるときって出先の用事でカラダを取られるので、日々のルーチンの処理って滞るのです。結果、移動や宿泊の時間を充てざるを得ないのです。
その概念があると、別にオフィスに来てなくても全然仕事って出来るんですよね。
逆に無理やり出社させなければいけない外国人社員
先日Microsoftが買収した米系のソフトウェアの会社で働く同級生と話していたら、社員を出社させるための作戦に必死と言っていました。
ソフトウェアエンジニアなんてパソコンひとつで仕事できるので、とにかく皆んなオフィスに来ないんですと(笑)
もちろんそれぞれのジョブディスクリプションがはっきりしていて、ノルマも明らかだから何をすれば良いか見えていることが理由です。
でも友人曰く「チームマネジメントは崩壊する」らしいです。
オシャレなオフィスにして、フリーランチにして、いろんな社内イベントやって、とにかくなんとかして「オフィスに来たい」「オフィスに来ると得する」という仕掛けをガンガンやったそうです。
それで少しずつ集まってチームっていいやんってなってきたみたいです。それでも週の半分は自宅で仕事があたりまえだそうですが。
ぶっちゃけ自宅にオジサンの居場所ない問題
50代のオジサンって自宅で居場所ないので、そこで仕事するなんてあり得ないんですよね。想像すら出来ない。
奥さんも、とにかく旦那には早く出て行って、遅くに帰ってきてほしいなんて人も結構います。
そりゃ在宅勤務なんて無理ですよね。結局のところ近くのコーヒーショップまで出てきて、無理やりテレワークするという悲しい実態。
そらなら普通に出社するわとなって自然です。
そんな不自然な家庭環境こそなんとかしないといけないですよね(泣笑)
まとめ
自分の組織では、社内の基幹システムにつながるような仕事の人も、とにかく全員試験的にテレワークやってみました。
みんな絶対ムリだとか嫌だとか反発ありましたけど、やったら意外とええやん! って反応が多かったです。
パジャマですっぴんで仕事出来るのがいいみたいです。スカイプテレビ会議は画面オフでしたけど(笑)
とにかくやってみてダメなら戻せばいいのだし、一度くらいトライしてみる価値はあるのではないでしょうか?
満員電車から逃げる方法と思えば、かなり有効性ありますよ。