女性の転職で面接官が聞きたいキャリアプラン
女性の転職で面接官が聞きたいキャリアプラン
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今日は女性の転職です。
ママさんでも、奥様でも、お子さまでも身近な方で転職を考えていらっしゃる方はいませんか?
もちろんご本人が転職活動真っ最中という方もいらっしゃると思います。
私は人事部ではありませんが、自分の事業部門の採用面接をすることがあります。
正直に、いや、控えめに言っても最近の面接では圧倒的に女性の方が優秀です。
おそらく製造業のような男社会でバリバリやってやるというマインドの方々なので、平均的な同世代のキャリアウーマンよりも優れているのだろうとは思いますが、それにしても男たちよ…と嘆くほどにその差は歴然です。
それでもなぜか不思議なことに女性の方は揃ってキャリアプランが薄いのです。
転職の面接で私が必ず聞くキャリアプラン
私自身も転職経験があるので、エージェントが履歴書の書き方から面接の傾向対策までかなりサポートしてくれることは知っています。
エージェントと人事部ですでに絞り込まれているので、私に届く履歴書はそれはそれは美しい経歴の皆さんばかりでこちらが恥ずかしくなるほど素晴らしい実績とスキルをお持ちです。
もうこうなると面接でフィーリングしかないかなという感じで面接になりますが、やはり多くの皆様は、礼儀正しく、自信を持って、はっきりとお話をされます。
それでもなぜか私が「5年後、10年後、20年後のキャリアプランはありますか?」と聞くとほとんどの方が具体的なイメージを持っていません。
エージェントから言わないように指導されている雰囲気でもなく、面接段階からズケズケしないように遠慮しているでもなく、ほぼ確実に特にイメージしていないという感じなのです。
これはなんでなのかなと考えているところです。
男性は少なからずキャリアプランを考えている
履歴書からすでにかなり心配な内容だけど、どうかなと思って面接した男性は、ほぼ会話が始まった段階から「大丈夫か?」と不安になる感じの人がいます。
身なりも立ち振る舞いも言葉遣いも、女性のほうがはるかに信頼できるクオリティを持っています。
少し話がズレますが、転職に限らず男性が身なりと立ち振る舞いと言葉遣いを気をつければ、女性がそれをするよりもはるかに少しの努力でかなり高い評価を得られるということでもあります。
こういうポジショニング戦略は人生の難易度下げていく上で気がついておきたいポイントですよね。
話を戻して面接ですが、頼りない雰囲気の男性でも、聞くと何かしらのキャリアプランって持ってるんですよね。
年収1千万円はいきたいとか、部門長までは昇進したいとかくらいのレベル感であっても。
できれば最終的な目標があって、その逆算で3年から5年刻みで夢があると聞いてて楽しみだなってなるのですが、まぁそこまでは出来てなくても大丈夫です。
女性が転職するならキャリアプランはあったほうがいい
転職面接を受けに来ているのだから、今の働き方を変えようとしているフェーズには間違いないと思うんです。
幸せの掴み方や、人生の楽しみ方は人それぞれでいいのですが、せっかく転職にチャレンジしようとしているときなので、ご自身の仕事観みたいなものを考える機会にもしてほしいのです。
多くの方のお答えはこんな感じです。
「まずは目の前の仕事を確実に覚えて、組織に貢献できるように成長して、もしも機会があればいつかはマネージャーという道もあれば挑戦したいです。」
もったいないです。
素晴らしい経歴と人間力があるのに。
目の前のあなたから聞きたいのはそんな控えめなふんわりキャリアではないのです。
「40歳までにはマネージャー、45歳までには海外出向、50代前半で部長、50代後半で海外拠点社長、そのあとはいけるなら役員を目指したいです」
これくらいの教科書通りの模範解答でいいのです。外国人を面接したら、男性でも女性でも関係なくこれ以上のキャリアプランを口にします。
それが「私は会社で貢献できる人材です」というのと同じ意味だからです。
まとめ
男性があまりよく考えずに「将来は社長やりたいでーす」とかのたまってしまうのに対して、女性がそういうことを口走らないのは、戦略ではなくて、本心なんだと思います。
転職を考えるほど、しっかりとご自身の人生に責任をもって働いている女性の方は、プライベートも、自己実現も、家族も、全てに真剣に向き合っているので、人生全てを仕事に捧げるようなニュアンスの「役員目指します」発言は自分の口から発音しにくいのかもしれません。本心ではないから。
ですが、転職面接なのである程度のポジショントークは必要です。英語出来ないのにTOEIC満点ですというとウソですが、なりたくなくても「役員目指したいです」は「一生懸命働きます」という言葉の言い換えなのでアリだと思います。
キャリアプランを聞かれて、特に考えてないような答えをしてしまって、せっかくのチャンスを逃すようなことはしてほしくないなーというお話でした。