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サラリーマンのキャリア戦略

新入社員の「定時なのでお先に失礼します」は何が問題なのか

新入社員の「定時なのでお先に失礼します」は何が問題なのか

 

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令和の初日です。

新しい時代の幕開けです。

 

そんなときに定時で帰る社員にスポットをあてたドラマがやっていました。

 

こんなテーマが話題になるということは、基本的には「定時に帰る」というのはまだまだ定着していなくて、思い切った行動ということになるようです。

 

一体何が問題なのか書いていきます。

 

昭和バブル社員の仕事スタイル

 

40代後半くらいのおじさんたちは基本的に定時退社というものに良いイメージを持っていません。

 

自分たちの新入社員のころは毎日25時まで仕事して、朝まで飲んで、吐いても翌日は時間通りに出社していたのです。

 

時代が変わるにつれて、環境が変わり、会社から求められることも変わりました。

 

「残業さすな!」

「年休とらせろ!」

「男性も育休だ!」

「部下にも敬語で話せ!」

「キャリアの相談に親身になれ!」

 

自分たちの経験した奴隷暗黒時代の真逆です。

 

恫喝に耐え、理不尽に耐え、朝令暮改に耐えたから今があるのです。

 

それなのに、今部下にやっていることは、かつての上司に対するのと同じくらいの気遣いです。

 

気を遣ってばっかりの世代。

損ばっかりの世代です。

 

平成ゆとり社員の仕事スタイル

 

ようやく30代になった平成くんたちは

昭和オジサンからみるとキラキラしていて

自由を手に入れているように見えます。

 

「残業しませーん!」

「年休とりまーす!」

「男性も育休でーす!」

「部下にも敬語で話せない上司ってクズ!」

「キャリアは自分でデザインする」

 

年功序列、終身雇用神話は崩壊して、

会社なんていつでも自分たちを

使い捨てにすることを分かっています。

 

だから、無理して奉公する気もないし、

そんなことしてなんになるの? という感じ。

 

ダメ上司にあたったら、自分の成長がとまる

すぐに逃げないと積んでしまうと必死です。

 

きちんと昭和世代の価値観に合わせて

帰る前に一言「失礼します」と言っているのに

なんとも言えない上司の表情。

 

こちらも気を遣っている世代。

 

みんな気を使っているんですね。

 

令和の仕事スタイル

 

新しい年はきっと、平成くんも

びっくりする働き方になるのでしょう。

 

「何時に出社、退社してもオッケー!」

「いつ休んでもオッケー!」

「男性も好きなだけ育児休暇オッケー!」

「敬語でもタメ語でもなんでもオッケー!」

「自分のキャリアは自分の責任」

 

 

オフィスのない企業も出てくるでしょうし、

組織に属さない人が多い世の中でしょう。

 

個人が稼ぐ力をつけ、企業よりも稼ぐ個人が

バリバリ活躍するでしょう。

 

こうなると怒鳴って指摘したくても、目の前にいないのですからどうしょうもないですね。

 

平成くんでさえも、「なんで帰るときや休むときにわざわざ通知してるんですか?」と真剣な眼差しで問われるでしょう。

 

まとめ

 

「定時なのでお先に失礼します」という挨拶ができるだけで、十分骨太の新入社員です。

 

定時に帰るのは当たり前なので、なぜそれを出来ていない、しない上司にわざわざ嫌味のように「私は定時で帰ります」と言わなければいけないのか。

 

こんなお互いの思考のすり合わせをしているうちに、令和時代になりました。

 

令和はもっと自由で、もっと個人の責任が明らかになります。

 

人のことなど気にしてイライラしてる暇ありません。

 

自分の仕事に集中して、積み上げて、リストラされないように毎日努力するのみです。

 

責任を持って、強く楽しく生きましょう!

 

 

 

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